過去の自分を超えていく
2月オンラインサロンでは、『自分の負けパターンと向き合う』ということをテーマにセミナーと14日間チャレンジをみんなで行いました。
「負けパターン」とは?
人は、何か目指したい理想があったり、自分を変えたいと思っていても、なかなかそこにいけないということがあると思います。
そこにはゴール達成を阻害する、その人の考え方や行動や感情の癖というものが存在し、分かってはいても(もしくはそれに気が付かづに)いつも同じパターンで失敗してしまうというものがあると思います。
国際コーチング連盟(ICF)が提示するプロコーチの能力水準(コアコンピテンシー)でも、下記のような記載がありますが、コンピテンシー6「積極的傾聴」
6.6 クライアントのテーマやパターンを見定めるために、一連のセッションの中でクライアントの行動と感情の傾向に気づいている
コーチングセッションにおいても、クライアントの負けパターンを知ることはとても重要になり、そのために内的探求を促す関わりをするわけです。
負けパターンというのは、過去の出来事や関わった人や世間から影響を受け、作りげられています。なので、負けパターンとは過去の産物。
しかも、とても奥深いことに、負けパターンは自分だけのことではなく、私たちはご先祖様たちからDNAとして様々な情報を受け継いでいるため、先祖の失敗パターンなんかも受け継いでいるわけです。
簡単なところを紐解くと、親が持つ失敗パターン(思考やものの見方や行動などの癖)は、かなりの確率で子供も受け継いでいる可能性があります。
私も、コーチングを学び始め、自分自身をよく見つめ直す中で、母親の考え方やものの見方や思考癖が自分にもそのままインストールされているのに気づき、今でも驚くことがあります。
負けパターンがあったらダメなのか?
もちろん、目指す未来への道を阻む考え方の場合は、そこを乗り越えていく必要があるでしょう。しかし、負けパターンがあり、失敗するからこそ、自分の至らなさや、変化していくべきところが分かるため、魂が磨かれるチャンスでもあるわけです。
しかし、無意識に過ごし、そこと向き合っていない場合、「またダメだった、失敗した、なんで私って・・・」と何度も何度も思うため、自分への信頼が無意識のうちに低くなりがちです。
そこを、意識的に向き合って変革していこう!というのが、今回のチャレンジ企画だったのです。
私の負けパターン
私の負けパターンは、数えきれないほどありますが、最近のテーマの一つは「責任を取りたくないと思って、逃げてしまう」というのがあります。
実は、これは周りの人から指摘されるまで、自分でも気が付かず、むしろ独立して自分でやらないとならない立場なので、責任を取っているとさえ思っていました。でも、指摘されてから、実際に自分の行動をよくよく見てみると、自分が抱えられる範疇を超えそうな仕事は無理にやらないようにしていたり、自分が責任を取れる範囲内のことしか言わなかったり、顕著に出ていました!
このように、自分の負けパターンは実は自分で気が付いていないことも多く、よくよく向き合っていく必要があります。
負けパターンを超えるには?
まず自分のパターンを意識して毎日を過ごしてみる(無意識の意識化)。パターンがつかめたら、そのパターンが発動した時(もしくは、しそうな時)にいつもと別の思考や行動や言動をとってみる。その新しい行動として合うものがあれば、それを続けてみる。チャレンジ企画はそのための期間でした。
他にも、自分のパターンの範囲を超える、感覚が変わるような圧倒的なものに触れることでも、パターンが一気に書き換わることがあります。
私も、今までに学んだことのないような日本の歴史や神様の話、神社の話や見えない世界の話など、人間がどうやったら本当の幸せに辿り着けるのかという壮大な話を聴くことで、自分のこれまでの考え方や行動が一気に変わったことが何度もあります。
今回のチャレンジのお声
今回もサロンメンバーと『自分の負けパターンと向き合う』とテーマにチャレンジしてきましたが、
・これまでのパターンに気づき、新しい人生の方向性を見つけたり
・負けパターンが発動するきっかけが判明し、対策をして行動変化に繋げたり
・自分のパターンから、自分の正直な声に気づくことができ、新しいチャレンジに繋げたり
・パターンがある自分も認め、いつも良いエネルギーで過ごせたり
色々な発見や変化をしていた14日間でした。
自分のパターンと向き合うことは、必ずコーチングセッションでクライアントのパターンを見定めることにも役立ちます。
クライアントのパターン傾向は、セッションの中であっても必ずその人の行動や言動の中に表れています。コンピテンシー6(積極的傾聴)はそれを捉えるためのもの。
今回のチャレンジのように、日々自分としっかり向き合う時間を取ることで、今まで気が付かなかったことに気が付いていく能力が高まるため、セッションでもクライアントが発している傾向を聴き取れるようになってくると思います。
私も日々、傾聴力を高めてセッションに活かしたいと思います。
神楽坂オンラインサロンやGCS神楽坂グループでは
またこういったチャレンジ企画をやっていきたいと思うので
ご興味ある方はぜひご連絡ください。