傾聴力・質問力強化講座
ACCとPCCのスキルの差とは?
ACCとは、国際コーチング連盟のICF認定資格で
アソシエイト・サーティファイド・コーチの略(ACC)です。
アソシエイトとは「仲間」のことで、国際コーチング連盟のコーチに仲間入りしたことを意味するもの。
PCCとは、プロフェッショナル・サーティファイド・コーチの略(PCC)で
ここからまさにプロとしてのコーチングレベルとなるということです。
アメリカの企業でコーチングを提供する際、企業からの質問事項に
「コーチングの資格を持っていますか?」というチェック項目があり
その項目はPCCかMCC(マスターコーチ)しかない場合もあるという話を聴いたことがありますが
プロコーチとして認められる基準はPCC以上にあると言っても過言ではないでしょう。
実際に、自分がPCCを学んで感じたこと
私が実際にPCCのアセッサーとして、ICFが提供している学習プログラム
「PCCマーカートレーニング」やICFジャパンが主宰する「CC&CODE研究会」
などに所属させて頂き感じるのは、PCCレベル以上のコーチングはとても奥深いということ。
一人の人間が、コーチというパートナーを得て
二人で人生をそして自分自身を変革していくその過程で何が起こり
コーチはそれに向けてどうあるべきか?
セッションで何をしたらいいのか?
がすごく考えられ
コンピテンシーやPCCマーカーに詰まっていると感じました。
実は、自身がPCCを受けた時は、あまりこのあたりの勉強せずに受けてしまったので
ここまでコーチングの深さを知ることはできなかったんです。
今思うと、それはとてももったいないことで、もし当時の私が
このコーチングの奥深さやコーチングを通した人生の深さに触れられていたら
もっとコーチングに対する意識も変わり、上達も早かったでしょうし
クライアントさんにもよいものを提供できていたと断言できます。
だからこそ、資格を取る取らないに関わらず、多くのコーチには
ACCを目指すその段階で、PCC以上のコーチングというのを見据え
コーチングの深遠さに早くから触れ、そのゴールイメージを持った上で
ACCの練習やコーチングセッションに励んで頂きたいと切に願います。
必ず、スキルアップと自己基盤の確立度合いが変わります。
ACCとPCCの違いとは?
『コーチングスキルを知っており意識的に使うことができる。
しかし、その会話は多少恣意的でコーチングの方向性は、コーチがリードしがちである。』
(平野圭子/株式会社コーチ・エィ)という表現の通り
ACCのコーチのセッションは下記のようなセッションになることが多いのではないでしょうか?
・型通りのセッションは出来ているがクライアントに合わせたカスタマイズされたセッションにはならない(定型質問も多い)
・テーマに沿ってセッションが出来ているが、与えられたテーマのみを表面的に扱っている
・積極的傾聴が足りず、クライアントの内的探求が深まらず、何をするかに話がいきがち
・クライアントが自分自身や自分の置かれた環境についてどう捉えているかまでは明確にならず、新しいあるいは広い捉え方へのサポートが足らない
など
それでもACCレベルではコーチングマインドを持ち
基礎スキルをベースにセッションが組み立てられていたら合格する可能性があります。
PCCではどんなスキルが必要?
それでは、PCCではどんなスキルが必要になるのでしょうか?
『コーチングの会話は自然であり、相手の特徴に応じて個別対応ができる。
たとえば、相手の学習スタイルやコミュニケーションのスタイルを用いている。』
(平野圭子/株式会社コーチ・エィ)という表現がありますが、例えば下記のようなイメージでしょうか。
・テーマのみでなく、クライアントやテーマの背景に関心を持ちながらクライアントセンタードにしてセッションをすることができる
・クライアントの内側で何が起きているかについてより深くセッションできる
・クライアントとしっかりと信頼関係を気づきながらクライアントに挑戦していける
など
PCCマーカーとは?
「PCC のアセスメント・マーカーとは、トレーニングを受けたアセッサーが録⾳されたコーチングの対 話の中で、どの ICF コア・コンピテンシーに該当しているかを判断するために使⽤する指標のこと」(ICFジャパン)とあり、基本的にはアセッサーが評価の際に確認するものであって、コーチング受講生が学びのために使うものではありません。
しかし、ACCもPCCもMCCもセッションでどんなことが出来ていたらよいのか?
というのは、コンピテンシーはもとより、このPCCマーカーも重要な基準になるため
傾聴力質問力強化講座では、講座の中で、PCCに向け必要なスキルを得られるようなテキスト構成になっています。
もちろん、PCC取得向けの講座ではありますが、ACCのセッションでも基準になるものにはなるのでACC取得を目指す方々にも受講頂ける内容になっています。
傾聴力質問力強化講座の内容
- 積極的傾聴を強化するためのヒントと実践
- クライアントの価値観や物の捉え方にアプローチできる実践
- 顕在意識や無意識レベルをセッションに活かす実践
- PCCレベルに求められる合意形成と進め方
- クライアントの成長を促進するための実践
講座で得られるものは?
●クライアントの本質に迫る観察力・傾聴力が高まる
●クライアントの内的探求をより深く促すことができる
●クライアントの物の捉え方にアプローチし、視点を変えることができる
●合意形成とゴールに沿ったセッションの進め方が出来るようになる
●ACC・PCCの違いが理解でき、目指すべきゴールイメージが明確になる
●コーチングの面白さが深まり、資格取得へのモチベーションが高まる
●ICF認可プログラムなのでCCE10時間が取得できる
受講生の声
◇単純なストラクチャーとしての理解から、その先にどのような変化を期待し、気づきにつなげて、効果を最大限化するのか、数段深まったと感じます。
◇PCCマーカーの理解が進み、実践することでクライアントの内的探求がより進むことが実感できました
◇ACCとPCCで求められている具体的な差が明確になり、これからの学びを継続するモチベーションの土台となりました。
◇今までにない感覚でクライアントの話が聞けた。こんなにも傾聴力がアップできたことが驚きです。
気になる方は次回の講座にぜひご参加ください
※約3ヵ月に一度開催しています。
https://www.ginza-coach.com/class/credential_pro/class_pc.html